皆さん、食事のときによく噛んで食べていますか? よく噛むことには健康上のさまざまなメリットがありますが、現代社会はあまり物を噛まない生活になっています。現代人の一回の食事あたりの咀嚼回数は、戦前と比べても半分以下、時代をうんとさかのぼって、弥生時代と比べるとなんと6分の1以下と言われています。
データで見る抜歯
人は、歳を取るにしたがって徐々に自分の歯を失ってしまいます。 自分の歯を失うことで、食べたいものが自由に食べられなくなったり、健康寿命(介護の必要がなく、自立した生活を送れる年数)が短くなってしまうなど、毎日を健康に過ごす上で好ましくない影響が現れてきます。
歯を失うと生活はどう変わる?②
前回のブログでは、加齢で歯を失うにしたがって、どのような食品が食べられなくなるかを具体的にご紹介しました。 バランスのよい食事を毎日適量とることは健康維持に欠かせませんが、それだけでなく、食べたいものが自由に食べられなくなると、生活の活力までもが減少してしまいます。8020運動には、「80歳にな
歯を失うと生活はどう変わる?
このブログでも何度か取り上げてきましたが、歯の健康に関する「8020運動」というものがあります。 この運動は「80歳になったときに自分の歯を20本残しましょう」という目的で、今から約30年前に始まりました。
大人のむし歯について
大人のむし歯というと、「そういえば子どもの頃に治療したなぁ…」「大人になってからはあまり歯医者に通っていない」という方もいらっしゃると思います。 でも、もし大人になってから歯医者に行く機会が少なくなっていたとしても、むし歯のリスクが減っているということにはなりません。 たしかに、子どもの乳
二次カリエスってなんですか?
皆さまは「二次カリエス」という言葉をご存じでしょうか? カリエスというのは、歯科の専門用語で「むし歯」のことです。つまり、二次カリエスは「二次むし歯」という意味で、一度治療した歯が再び虫歯になってしまうことです。 「え! 一度治療した歯が虫歯になるの?」と驚かれる方もいらっしゃると思います
定期検診が必要な2つの理由
前回の記事では、高齢になってもできるだけ自分の歯を残すためのポイントとして「予防歯科」の大切さをお知らせしました。今回は引き続き、定期検診はなぜ必要か?ということをお伝えしたいと思います。 定期検診では何をするのか? 歯科の定期検診では以下のようなことが行われています。 虫歯があるか
日本の高齢者は歯が少ない?
8020(はちまるにいまる)運動というのは、「満80歳で20本以上の歯を残そう」という運動です。いまから30年前、1989年に愛知県で始まりました(1985年に提唱された8010運動がベースになっています)。 この運動がはじまった当初、80歳の平均残存歯数は約7本でした。2016年の調査では、これが
ついやってしまう、歯によくないこんな習慣
先月のブログで、歯磨きについて「力を入れすぎると歯や歯ぐきを傷つけてしまって逆効果」ということを書きました。 今回は、つい気づかずにやってしまいがちな「実は歯と歯ぐきによくない」NG習慣についてご説明します。 歯磨きに力を入れすぎる 歯ブラシに力を込めてぐいぐい磨くと、毛先が曲がって歯と歯のすき