当医院で行う治療は、虫歯や歯周病の治療、歯の美しさを保つ審美治療の他にも、さまざまな口腔のトラブルに対応します。ここではその一部をご説明します。
知覚過敏
冷たいものを飲んだり食べたりすると歯にしみる、歯ブラシの毛先が触れると痛みを感じる、甘いものや風に触れても痛い……このような一過性の痛みを知覚過敏と呼びます。主な原因は、歯のエナメル質の内側にある象牙質がむきだしになっている部分があり、そこに痛みの原因になるものが触れることによって起こります。
歯の象牙質が露出する原因はさまざまです。
- 歯磨きに力を入れすぎたり、毛先が硬すぎる歯ブラシを使っている。
- 加齢や歯周病によって歯ぐきが後退している。
- 歯ぎしりによって歯にヒビが入っている。
- 虫歯で歯の表面に穴があいている…など
知覚過敏の原因によって、治療法や予防法はさまざまですので、お悩みの方は当院にご相談ください。
顎関節症
口を大きく開けると痛い、口を開いたときにカクカクッと音がする、食物を咀嚼しにくいなど、顎の症状全般は「顎関節症」と呼ばれます。
- かみ合わせが悪い
- ストレスの影響
- 姿勢が悪い(常に頬杖をつく)
- 睡眠時の歯ぎしり
など、さまざまな要素が絡み合って発症すると言われています。
鎮痛剤や筋肉の緊張を和らげる薬を使ったり、睡眠時にマウスピースを使うなどの方法で、顎関節への負担を減らして治療します。
口臭
口臭の原因は、内臓から来ている場合や、口内で発生している場合などさまざまです。口内で発生する場合は、細菌がたんぱく質を分解する際に出す硫黄ガスが一因になります。
治療法としては、歯垢や歯石、舌苔を除去する、口臭専用のうがい薬を使うなどが挙げられます。
歯ぎしり・くいしばり
睡眠時の歯ぎしり・くいしばりは、ご本人は気付きませんが、一緒に寝ている方は気になるものです。かなり強い力がかかるため、歯が割れて知覚過敏の原因になったり、顎関節症の原因になります。
歯ぎしりの対策としては、専用のマウスピースを作り、睡眠時に装着する方法があります。
口内のトラブルは、複数の病気・症状が併発していることが多くあります。当院では、虫歯や歯周病治療だけでなく、複合的に現れるこれらの症状の原因も見極め、治療にあたります。