世間では、いろいろなものを3つの数でまとめています。 例えば、三種の神器や世界三大珍味、ベスト3などです。また「二度あることは三度ある」や「三度目の正直」のように、ことわざやキャッチフレーズでも3という数は人気です。たくさんある事象を分かりやすく整理するために、3という数はちょうどいいのでしょう
歯周病と心筋梗塞・脳梗塞
これまで数回にわたり、歯周病とさまざまな全身疾患の関連性についてお伝えしてきました。今回は、歯周病と心筋梗塞・脳梗塞の関係について見ていきたいと思います。 梗塞ってなに? 梗塞(こうそく)とは、「梗」が詰まる、「塞」がふさがるという意味で、心臓や脳の血管がふさがって血液が流れなくなって
歯周病と骨粗しょう症
骨粗しょう症とは 骨粗しょう症は、骨の量が減って骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。 日本では総人口の1割の約1,300万人が骨粗しょう症といわれており、高齢化に伴ってその数は年々増加傾向にあります。圧倒的に女性が多く、60代女性の5人に1人、70代以上の女性では3人に1人が骨粗しょ
歯周病は認知症のリスクを高める
歯周病を放置すると、お口の中だけでなく、全身にさまざまな病気を引き起こすことが分かっています。今月から数回にわたり、歯周病と全身の病気との関係について、より詳細にお伝えします。 第一回目は「歯周病と認知症の関係」です。 認知症について 歯周病と認知症の間に「統計的な因果関係」があ
治療を中断するとよくない理由
今月のポイント 治療の途中で痛みがなくなったからといって、治療を中断してしまうことはとても危険です。・神経を取った歯を放置する・詰め物やかぶせ物が仮のまま放置する・歯周病治療の歯石取りを中断するそれぞれのケースで、なぜ治療を中断するとよくないのかを見ていきます。 多くの方は「虫歯が痛み
歯の治療って何回通うの?
歯科の治療について、「何日もくり返して通院するもの」といったイメージはないでしょうか。これは、ある意味では当たっているともいえるし、そうでないともいえます。 今回は、いったん歯科の治療に取りかかった際に「何日通えばいいの?」という疑問に焦点を当ててお話していこうと思います。 なお、以下に取
歯周病と認知症の関係
昨年、九州大学の武州准教授らの研究チームによって、歯周病菌がアルツハイマー型認知症を引き起こすメカニズムが解明されました。 このブログではこれまで歯周病が全身の健康に及ぼす悪影響についてたびたび取り上げてきましたが、今回は歯周病と認知症の関係を中心にお伝えします。 アルツハイマ
歯を失わないための重点チェック
このブログではたびたび、「自分の歯をできるだけ長く残しましょう」ということをテーマに、さまざまな情報をお伝えしてきました。 今回は「ご自身の歯をできるだけ長く残すためには、特にこんな状態の歯に注意しましょう」という切り口で、失うリスクが高い歯についてお知らせします。 自分のお口の中で、特に
歯のピットインのサイン
サーキットで行うレースの世界では、タイヤや燃料が消耗したり、マシントラブルが起きたときにはピットインして修理します。皆さまの歯も同じで、定期的な補修や急に調子が悪くなった場合にはピットイン(専門医による診察・治療)が必要です。レースでは、状況に応じてピットインのサインが出ますが、自分の歯の場合は自分で