歯科の治療について、「何日もくり返して通院するもの」といったイメージはないでしょうか。これは、ある意味では当たっているともいえるし、そうでないともいえます。 今回は、いったん歯科の治療に取りかかった際に「何日通えばいいの?」という疑問に焦点を当ててお話していこうと思います。 なお、以下に取
歯のピットインのサイン
サーキットで行うレースの世界では、タイヤや燃料が消耗したり、マシントラブルが起きたときにはピットインして修理します。皆さまの歯も同じで、定期的な補修や急に調子が悪くなった場合にはピットイン(専門医による診察・治療)が必要です。レースでは、状況に応じてピットインのサインが出ますが、自分の歯の場合は自分で
ブリッジ・入れ歯のメリットとデメリット
歯が抜けた場合、新たに人工的な歯を作って欠けた部分を補うことになります。その際、新しく作った歯を何らかの方法で口のなかに固定する必要があります。 失った歯の本数が少なく、ご自身の健康な歯がまだ残っている場合、新しい歯を固定するために「ブリッジ」や「部分入れ歯」という方法が採られます。 ブリ
抜けた歯の「ドミノ倒し」にご注意
「ドミノ倒し」というと、ひと昔前はテレビで特番なども組まれていたので、皆さんよくご存じのことと思います。 長い時間と手間をかけて並べたドミノが一気に倒れていくさまは爽快ですが、作業中に思いがけず倒してしまったりするとそれまでの苦労が水の泡になってしまうため、見ている側もつい手に汗を握ってしまいます。
大人のむし歯について
大人のむし歯というと、「そういえば子どもの頃に治療したなぁ…」「大人になってからはあまり歯医者に通っていない」という方もいらっしゃると思います。 でも、もし大人になってから歯医者に行く機会が少なくなっていたとしても、むし歯のリスクが減っているということにはなりません。 たしかに、子どもの乳
二次カリエスってなんですか?
皆さまは「二次カリエス」という言葉をご存じでしょうか? カリエスというのは、歯科の専門用語で「むし歯」のことです。つまり、二次カリエスは「二次むし歯」という意味で、一度治療した歯が再び虫歯になってしまうことです。 「え! 一度治療した歯が虫歯になるの?」と驚かれる方もいらっしゃると思います
根管治療について
以前の記事でもご紹介しましたが、虫歯が悪化して神経(歯髄)まで到達すると、痛みもかなり強くなり、「神経を取りましょう」ということになります。 歯の神経が虫歯菌に侵されたまま放置すると、歯の根の部分で細菌が増殖し、最悪の場合あごの骨を溶かしてしまうなどの危険な状態になります。
歯の治療で使われる素材の話
歯科治療では、歯を削ったあとに「詰め物」や「かぶせ物」を作る必要があります。そこで使われる素材は一種類だけではなく、素材ごとにさまざまな特性があります。今回は、治療で使われる主な素材についてお話します。 保険適用の素材 プラスチック 歯科で使われるプラスチックは「硬質レジン」と呼ばれるものです。
歯の神経を取ったあとの治療
上のイラストは、当院の入口に貼っているステッカーです。 歯のイラストはこのように擬人化されることも多いですが、足として描かれている二股の部分が、普段は歯肉に隠れている「歯根」と呼ばれる部位になります。イラストでは可愛く描かれていますが、実際には歯の見えている部分よりも奥に長さがあり、曲がっています。