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オーラルフレイルってなに?

大泉学園の歯医者 Home > Dental Blog > オーラルフレイルってなに?

2020-10-13

『オーラルフレイル』ってご存じですか?
そんな言葉、初めて聞いたという方も大勢いらっしゃると思います。

オーラルフレイルというのは、『オーラル(Oral:お口の)』+『フレイル(frailty:虚弱・老衰)』を組み合わせた造語で、「歯や口の機能の衰え」を表しています。

フレイルという訳語には「健康な状態から要介護の状態に移っていく中間の時期」という意味があり、この状態のまま放置すると要介護の状態になりますが、できるだけ早い時期に適切な支援を行うことで、健常な状態に近づけることができるといわれています。

オーラルフレイルの起源

『フレイル』は、海外の老年医学分野で使用されている Fraility (虚弱)が語源になっています。日本老年医学会がこの Fraility を日本語に訳すにあたり、「虚弱」という訳語では『 “加齢に伴って不可逆的に老い衰えた状態”といった印象を与える』ため、『適切な介入をすることにより、生活機能の維持・向上を図ることができる』という意味合いを込めて「フレイル」という日本語訳にすることが2014年5月に提唱されました。

『オーラルフレイル』というのは、東京大学高齢社会総合研究機構によって2012年から実施された、歯科口腔機能の衰えと全身の健康被害の関係を調査した「大規模高齢者コホート研究(柏スタディ)」が元になっています。

老化は口から始まる

いま、なぜオーラルフレイルが注目されているかというと、「全身機能の低下」を事前に知るための重要なサインになるからです。

お口には、食べたり飲んだりする以外にも、話したり、喜怒哀楽の表情を作ったり、呼吸を行うなど、さまざまな機能・役割があります。
それぞれの動作を細かく見ていくと、食べるためには咀嚼や嚥下が必要ですし、話をするときは舌や口腔の形を微妙にコントロールしなければなりません。
このように、口腔とその周辺にはさまざまな筋肉や神経があって、それぞれが連携して複雑な運動をしています。

そのため、加齢による老化の初期サインは、食べこぼしや食物が飲み込みづらいなど、口のなかのちょっとした衰えとして現れることが分かってきています。
このオーラルフレイルの症状を見逃すと、次第に全身の機能が低下し、寝たきりなどの要介護リスクが高まるのです。

死亡リスクが2倍になる

大規模高齢者コホート研究(柏スタディ)によると、オーラルフレイルを抱えた人とそうでない人の間では、その後の2年間で「要介護認定2.4倍」「総死亡リスク2.1倍」など、さまざまなリスクが大きく増えることが分かっています。

最初は「食べ物が飲み込みにくい」「むせたりこぼしたりしやすい」などのささいな口腔の衰えですが、この段階を見逃さず、できるだけ早めに対処することが大切なのです。

オーラルフレイルのチェック

ご自身がオーラルフレイルに当てはまるかどうかについては、東京大学高齢社会総合研究機構の田中友規教授・飯島勝矢教授が作成されたセルフチェックシートで確認できます。

以下の項目をチェックして、合計が4点以上だとオーラルフレイルの危険性が高くなります。

質問はいいいえ
半年前と比べて、硬いものが食べにくくなった20
お茶や汁物でむせることがある20
義歯を使用している20
口の渇きが気になる10
半年前と比べて、外出の頻度が少なくなった10
さきイカ・たくあんくらいの硬さの食べ物が噛める01
1日に2回以上は歯を磨く01
1年に1回以上は歯科医院を受診している00

合計の点数

  • 0〜2点 オーラルフレイルの危険性は低い
  • 3点   オーラルフレイルの危険性あり
  • 4点以上 オーラルフレイルの危険性が高い

オーラルフレイルのセルフケア

ご自身で行えるオーラルフレイルの対策は、①口の中を清潔に保つ ②歯や口の動きの改善 の二つを意識することです。

① 口の中を清潔に保つ

正しいブラッシングに加えて、歯間ブラシやマウスウォッシュなども上手に併用するとよいでしょう。
自分で行うブラッシングだけではどうしても取り切れない歯垢・歯石が残ってしまうので、定期的に歯科医院でのプロフェッショナル・ケアを受診してください。

誤嚥性肺炎とプロフェッショナルケア

定期的な健診の習慣が身につけば、自分で気づかないお口のなかのトラブルを早期に発見することができて一石二鳥です。

②歯や口の動きの改善

さまざまな口腔の運動やストレッチが紹介されています。
ここでは一例として「パタカラ体操」をご紹介します。

これは、大きな声で1音1音ハッキリと「パ」「タ」「カ」「ラ」を各5回ずつ、3回くり返して発音するお口の体操です。
「パパパパパ、タタタタタ、カカカカカ、ラララララ」を3回くり返します

この体操を食事の前に行うことで、食べ物が食べにくい方の嚥下機能が改善されます。


その他にもいろいろな体操があり、アプリなども出ていますので、参考になさってください。

【参考】サンスターオーラルフレイルケアプロジェクト(外部リンク)

オーラルフレイルと8020運動

Googleで『8020運動』を検索すると120万件以上ヒットしますが、2020年10月現在、『オーラルフレイル』はその2割程度の26万6千件しかヒットしません。

(ハチマルニイマル運動というのは、このブログでも何度も取り上げていますが、80歳になっても自分の健康な歯を20本以上残そうという運動のことです。)

『8020運動』と比較してもまだまだ認知度が低い『オーラルフレイル』ですが、これから啓蒙が進み、一般の方への認知度が高まっていくキーワードだと思います。
健康な状態から機能障害に向かう「早めの段階」に気づいて適切な対処をすることで、健康な状態に近づけることができます。

お口の健康と全身の健康

ここまで見てきたように、歯や口腔の健康というのは、全身の健康状態にも大きく関わります。
これは、高若年者であっても変わりません。

オーラルフレイルは高齢者を対象にしていますが、若い方であっても、虫歯や歯周病を放置していたり、口や顎の違和感を放置していると、それが全身の健康状態を悪化させることになります。
ぜひ早い時期から、定期的な歯科検診を習慣づけるようにしてください。

歯周病と全身のかかわり

Category iconDental Blog,  口腔ケア

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