先月のブログでは、歯科医師や歯科衛生士が行うプロフェッショナルケアによって、高齢者の誤嚥性肺炎による死亡率が下がることをお伝えしました。今回のブログは、ウイルス感染予防の観点から、ご自身で行うセルフケアにスポットを当ててご説明したいと思います。新型コロナウイルス対策として、すべての年代の方に当てはまる
誤嚥性肺炎とプロフェッショナルケア
今回は、高齢者の誤嚥性(ごえんせい)肺炎と、歯科医院で行うプロフェッショナルケアの関係についてお伝えします。年間3万8千人もの方が誤嚥性肺炎が原因で亡くなっていますが、歯科医や歯科衛生士が行う口腔ケアによってこのリスクを下げることができます。 日本人の死亡原因に占める肺炎の割合 日本人の死
当院の感染症予防対策
先月の当ブログでもお伝えしましたが、新型コロナウイルスの流行以前から、歯科業界では「スタンダード・プリコーション」という感染症予防策が周知・徹底されていました。 歯科治療を行う際は、患者さんの唾液や血液を通して、どうしても「未知の感染症」に罹患するリスクが高くなります。また、今回の新型コロナウイ
新型コロナウイルスと歯科治療
令和2年5月1日、日本歯科医師会から「国民の皆さまへ(新型コロナウイルス感染症について)」というメッセージが発信され、読売新聞・毎日新聞をはじめ全国の地方新聞に掲載されました。 メッセージの全文は、こちらをご覧ください。 メッセージの要約 治療の緊急性については、痛みや腫れなどを放置する
新型コロナウイルスへの対応
去る4月7日、政府から新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が発令されました。現在、大泉学園駅の周辺でも多くの店舗が閉まり、普段より人の流れが大幅に少なくなっています。皆さん不安を抱えて生活されていることと思いますが、どうかくれぐれも気を付けてお過ごしください。 緊急事態時の歯科診療
乳歯と永久歯
今回テーマは、乳歯と永久歯についてです。 まだ小さなお子様がいる方はもちろんですが、「乳歯って子供の歯でしょ? 自分には関係ないよ」と思われている方も、意外に関係があるかも知れません。 乳歯と永久歯の違い 乳歯の本数は、上の歯が10本、下の歯が10本の、合計20本です。 乳歯が生え始める時
歯科衛生士について
歯科衛生士について、皆さまはどのようなイメージをお持ちでしょうか。 漠然と「ああ、歯科医の助手をしている人ですね」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。 ご存じのように、歯科治療を行う際にはたいていサポートが付きます。 この歯科医をサポートする職種には「歯科助手」と「歯科衛生士」があ
よく噛むことの大切さ
皆さん、食事のときによく噛んで食べていますか? よく噛むことには健康上のさまざまなメリットがありますが、現代社会はあまり物を噛まない生活になっています。現代人の一回の食事あたりの咀嚼回数は、戦前と比べても半分以下、時代をうんとさかのぼって、弥生時代と比べるとなんと6分の1以下と言われています。
ブリッジ・入れ歯のメリットとデメリット
歯が抜けた場合、新たに人工的な歯を作って欠けた部分を補うことになります。その際、新しく作った歯を何らかの方法で口のなかに固定する必要があります。 失った歯の本数が少なく、ご自身の健康な歯がまだ残っている場合、新しい歯を固定するために「ブリッジ」や「部分入れ歯」という方法が採られます。 ブリ