皆さんの中に〈お口の中で日常的に上下の歯が接触している〉という方はいらっしゃいますか?「そんなの当たり前でしょう」と思われるかも知れませんが、実は、お口を閉じているときには〈上下の歯が少しだけ離れている〉のが正常な状態なのです。 もし仕事や日常生活の中で、上下の歯が軽くでも触れている時間が続くと
令和3年度の練馬区歯科健診について
練馬区成人歯科健診 令和3年4月1日から、練馬区成人歯科健診の対象年齢が新しくなりました。練馬在住の方で、令和4年3月31日時点で下記の年齢に該当される方は、500円の自己負担金で歯科健診を受けることができます(住民税非課税世帯の方や生活保護受給中の方は無料です)。受診をご希望される方は、電話(
仮詰めや仮歯を放置すると…
前回のブログでは、歯の治療にどのくらいの日数がかかるか?というお話をしました。 虫歯の治療では、1回で完了するような軽度の場合を除き、削った歯の部分を型取りしてから、その型をもとに歯科技工士が詰め物やかぶせ物などを製作し、削った場所に取り付けます。この時、最後に歯に取り付ける詰め物やかぶせ物を総
歯の治療って何回通うの?
歯科の治療について、「何日もくり返して通院するもの」といったイメージはないでしょうか。これは、ある意味では当たっているともいえるし、そうでないともいえます。 今回は、いったん歯科の治療に取りかかった際に「何日通えばいいの?」という疑問に焦点を当ててお話していこうと思います。 なお、以下に取
歯周病と認知症の関係
昨年、九州大学の武州准教授らの研究チームによって、歯周病菌がアルツハイマー型認知症を引き起こすメカニズムが解明されました。 このブログではこれまで歯周病が全身の健康に及ぼす悪影響についてたびたび取り上げてきましたが、今回は歯周病と認知症の関係を中心にお伝えします。 アルツハイマ
顎関節症について
あごには、食べ物を咀嚼する働き以外にも、話をする、呼吸をする、表情を作るなどの働きがあります。また、スポーツをする際にあごにグッと力を入れて奥歯を噛みしめるとパフォーマンスが向上するといったことも知られています。 このように、さまざまな働きをするあごですが、痛みや違和感など何らかのトラブル(顎関
歯を失わないための重点チェック
このブログではたびたび、「自分の歯をできるだけ長く残しましょう」ということをテーマに、さまざまな情報をお伝えしてきました。 今回は「ご自身の歯をできるだけ長く残すためには、特にこんな状態の歯に注意しましょう」という切り口で、失うリスクが高い歯についてお知らせします。 自分のお口の中で、特に
オーラルフレイルってなに?
『オーラルフレイル』ってご存じですか?そんな言葉、初めて聞いたという方も大勢いらっしゃると思います。 オーラルフレイルというのは、『オーラル(Oral:お口の)』+『フレイル(frailty:虚弱・老衰)』を組み合わせた造語で、「歯や口の機能の衰え」を表しています。 フレイルという訳語には
歯のピットインのサイン
サーキットで行うレースの世界では、タイヤや燃料が消耗したり、マシントラブルが起きたときにはピットインして修理します。皆さまの歯も同じで、定期的な補修や急に調子が悪くなった場合にはピットイン(専門医による診察・治療)が必要です。レースでは、状況に応じてピットインのサインが出ますが、自分の歯の場合は自分で