大人のむし歯というと、「そういえば子どもの頃に治療したなぁ…」「大人になってからはあまり歯医者に通っていない」という方もいらっしゃると思います。 でも、もし大人になってから歯医者に行く機会が少なくなっていたとしても、むし歯のリスクが減っているということにはなりません。 たしかに、子どもの乳
二次カリエスってなんですか?
皆さまは「二次カリエス」という言葉をご存じでしょうか? カリエスというのは、歯科の専門用語で「むし歯」のことです。つまり、二次カリエスは「二次むし歯」という意味で、一度治療した歯が再び虫歯になってしまうことです。 「え! 一度治療した歯が虫歯になるの?」と驚かれる方もいらっしゃると思います
根管治療について
以前の記事でもご紹介しましたが、虫歯が悪化して神経(歯髄)まで到達すると、痛みもかなり強くなり、「神経を取りましょう」ということになります。 歯の神経が虫歯菌に侵されたまま放置すると、歯の根の部分で細菌が増殖し、最悪の場合あごの骨を溶かしてしまうなどの危険な状態になります。
歯の治療で使われる素材の話
歯科治療では、歯を削ったあとに「詰め物」や「かぶせ物」を作る必要があります。そこで使われる素材は一種類だけではなく、素材ごとにさまざまな特性があります。今回は、治療で使われる主な素材についてお話します。 保険適用の素材 プラスチック 歯科で使われるプラスチックは「硬質レジン」と呼ばれるものです。
歯の神経を取ったあとの治療
上のイラストは、当院の入口に貼っているステッカーです。 歯のイラストはこのように擬人化されることも多いですが、足として描かれている二股の部分が、普段は歯肉に隠れている「歯根」と呼ばれる部位になります。イラストでは可愛く描かれていますが、実際には歯の見えている部分よりも奥に長さがあり、曲がっています。
実は知らない? 虫歯治療後の基礎知識
虫歯にならないためには上手な歯磨きなどの予防が大切です。 また、いったん虫歯になったら歯科で治す必要がありますが、早めに行った方が治療も軽く済み、治療後の経過もよいため、定期的な歯の検査は欠かせません。 …と、ここまでは多くの方がご存じかと思います。 今日は、実はあまり知られていない(?)虫歯治療後の
子供の虫歯
今回は子供の虫歯についてお話します。 皆様の中には「子供の乳歯は生え替わるから、多少は放っておいても大丈夫なのでは?」と思っている方がいらっしゃるかも知れません。 でも、これは大きな間違いです。 虫歯は口内の環境に影響されるため、乳歯のむし歯を放っておくと、その後に生えてくる永久歯にも悪い影響を
歯を抜いた方がよい場合にはこんな理由があります
歯科医院に通院するきっかけは「むし歯になった」「入れ歯になりたくない」「歯の痛みを止めてほしい」など、人それぞれです。きっかけは違っても、その共通した目的は「健康な身体を維持するため」だといえるでしょう。 歯が健康であれば、さまざまな食品をよくかんで食べることができ、身体の健康が維持されます。歯の治
歯の神経を取ると…
歯の内部には「歯髄(しずい)」と呼ばれる神経や血管があり、歯に栄養や酸素を送っております。虫歯が大きくなり神経まで達してしまいますと、基本的には歯の内部にある神経を取る治療が必要になります。 神経を取らずに放置しますと、内でばい菌がどんどん増えていき、根の先に病巣を作ったり歯ぐきが腫れたりしていきま