あごには、食べ物を咀嚼する働き以外にも、話をする、呼吸をする、表情を作るなどの働きがあります。また、スポーツをする際にあごにグッと力を入れて奥歯を噛みしめるとパフォーマンスが向上するといったことも知られています。 このように、さまざまな働きをするあごですが、痛みや違和感など何らかのトラブル(顎関
歯を失わないための重点チェック
このブログではたびたび、「自分の歯をできるだけ長く残しましょう」ということをテーマに、さまざまな情報をお伝えしてきました。 今回は「ご自身の歯をできるだけ長く残すためには、特にこんな状態の歯に注意しましょう」という切り口で、失うリスクが高い歯についてお知らせします。 自分のお口の中で、特に
オーラルフレイルってなに?
『オーラルフレイル』ってご存じですか?そんな言葉、初めて聞いたという方も大勢いらっしゃると思います。 オーラルフレイルというのは、『オーラル(Oral:お口の)』+『フレイル(frailty:虚弱・老衰)』を組み合わせた造語で、「歯や口の機能の衰え」を表しています。 フレイルという訳語には
歯のピットインのサイン
サーキットで行うレースの世界では、タイヤや燃料が消耗したり、マシントラブルが起きたときにはピットインして修理します。皆さまの歯も同じで、定期的な補修や急に調子が悪くなった場合にはピットイン(専門医による診察・治療)が必要です。レースでは、状況に応じてピットインのサインが出ますが、自分の歯の場合は自分で
新型コロナ感染予防と歯みがき
先月のブログでは、歯科医師や歯科衛生士が行うプロフェッショナルケアによって、高齢者の誤嚥性肺炎による死亡率が下がることをお伝えしました。今回のブログは、ウイルス感染予防の観点から、ご自身で行うセルフケアにスポットを当ててご説明したいと思います。新型コロナウイルス対策として、すべての年代の方に当てはまる
誤嚥性肺炎とプロフェッショナルケア
今回は、高齢者の誤嚥性(ごえんせい)肺炎と、歯科医院で行うプロフェッショナルケアの関係についてお伝えします。年間3万8千人もの方が誤嚥性肺炎が原因で亡くなっていますが、歯科医や歯科衛生士が行う口腔ケアによってこのリスクを下げることができます。 日本人の死亡原因に占める肺炎の割合 日本人の死
当院の感染症予防対策
先月の当ブログでもお伝えしましたが、新型コロナウイルスの流行以前から、歯科業界では「スタンダード・プリコーション」という感染症予防策が周知・徹底されていました。 歯科治療を行う際は、患者さんの唾液や血液を通して、どうしても「未知の感染症」に罹患するリスクが高くなります。また、今回の新型コロナウイ
新型コロナウイルスと歯科治療
令和2年5月1日、日本歯科医師会から「国民の皆さまへ(新型コロナウイルス感染症について)」というメッセージが発信され、読売新聞・毎日新聞をはじめ全国の地方新聞に掲載されました。 メッセージの全文は、こちらをご覧ください。 メッセージの要約 治療の緊急性については、痛みや腫れなどを放置する
新型コロナウイルスへの対応
去る4月7日、政府から新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が発令されました。現在、大泉学園駅の周辺でも多くの店舗が閉まり、普段より人の流れが大幅に少なくなっています。皆さん不安を抱えて生活されていることと思いますが、どうかくれぐれも気を付けてお過ごしください。 緊急事態時の歯科診療