12月に入り、急に寒くなりましたね。体調を崩さないように皆様くれぐれもお気をつけください。 今回は、インフルエンザと口腔ケアの関係についてお伝えします。 インフルエンザについて 皆さんよくご存じのことと思いますが、インフルエンザは気温が下がり空気が乾燥する冬の時期に流行し、特に1月〜2月にピークを迎え
知覚過敏以外で歯がしみるケース
以前、「知覚過敏によって歯がしみる仕組み」をお伝えしました。簡単にまとめると「歯の表面を保護しているエナメル質が薄くなったり、象牙質がむきだしになると、歯の神経に刺激が伝わりやすくなり、痛みを感じる」ということになります。 ところで、歯がしみる症状が現れる口内のトラブルは、知覚過敏だけではありま
歯周病と肥満の関係
このブログでは以前に、歯周病と糖尿病との間に深い関連性があることを取り上げました。 これはつまり、歯周病が糖尿病を引き起こしたり、逆に糖尿病が歯周病を悪化させたりする「相互作用」があるということです。 ところで、糖尿病といえば「太った人が罹りやすい病気」として知られていますよね。 では、肥満
歯の治療で使われる素材の話
歯科治療では、歯を削ったあとに「詰め物」や「かぶせ物」を作る必要があります。そこで使われる素材は一種類だけではなく、素材ごとにさまざまな特性があります。今回は、治療で使われる主な素材についてお話します。 保険適用の素材 プラスチック 歯科で使われるプラスチックは「硬質レジン」と呼ばれるものです。
正しいホワイトニングの方法
先日、ネットを見ていたら「アルミホイルや重曹で歯を白くする」という記事を見つけました。民間療法の一種ですが、これって危険はないのでしょうか? 重曹は「スーパー主婦」のお掃除の必需品であり、シルバーアクセサリーをピカピカにするなど、抜群の洗浄力・研磨力があります。そのため、やり過ぎると歯の表面のエナメ
歯の神経を取ったあとの治療
上のイラストは、当院の入口に貼っているステッカーです。 歯のイラストはこのように擬人化されることも多いですが、足として描かれている二股の部分が、普段は歯肉に隠れている「歯根」と呼ばれる部位になります。イラストでは可愛く描かれていますが、実際には歯の見えている部分よりも奥に長さがあり、曲がっています。
歯がしみるけど、これって知覚過敏?
いよいよ夏が近づいて来ました。アイスやかき氷が恋しいという方も多いのではないでしょうか。冷たいものを食べたとき歯にキーンとしみる痛みは「知覚過敏」といって、テレビCMなどでもおなじみの用語ですね。 知覚過敏が起きる仕組み 健康な歯はエナメル質に保護されているため、歯根にある神経まで刺激が伝わりにく
ついやってしまう、歯によくないこんな習慣
先月のブログで、歯磨きについて「力を入れすぎると歯や歯ぐきを傷つけてしまって逆効果」ということを書きました。 今回は、つい気づかずにやってしまいがちな「実は歯と歯ぐきによくない」NG習慣についてご説明します。 歯磨きに力を入れすぎる 歯ブラシに力を込めてぐいぐい磨くと、毛先が曲がって歯と歯のすき
その歯ブラシ、古くなってないですか?
虫歯予防には毎日の歯磨き習慣が欠かせません。 でも、正しいやり方で歯磨きを行っていても、使っている歯ブラシが古いままだと十分な効果が得られず、虫歯になるリスクが高くなってしまいます。 ライオン歯科衛生研究所の調査によると、毛先が開いてしまった歯ブラシの性能(歯垢除去率)は新品の6割程度まで低下する